フランス・パリのモンマルトルにある伝説的なキャバレー「ル・シャ・ノワール(Le Chat Noir)」をテーマにしたデザインブックエンド(ペア)です。19世紀のパリ芸術とボヘミアン文化を象徴するアイコニックな黒猫のポスターから着想を得ています。
芸術の都パリで生まれたこのブックエンドは、インテリアとしても実用アイテムとしても最適。フランスの洗練とモンマルトルの芸術的な雰囲気を感じさせる逸品です。
製品特徴
高品質スチールを使用し、精密なレーザーカットで製作。美しいフォルムと高い剛性により、厚みのある書籍から中型サイズの本までしっかり支えます。
本の重みで自然に固定される構造で、底部にはシリコン製の滑り止めパッドを装備。安定性と家具の保護を両立しています。
表面はマットな質感のパウダーコーティング(粉体塗装)。ブラックカラーはどんなインテリアにも調和し、クラシックかつモダンな印象を与えます。
粉体塗装は溶剤を一切使用せず、280℃の窯で定着させる高品質な塗装技術です。
使用されているスチール素材は堅牢で耐久性が高く、長期間使用しても変形や劣化の心配がありません。
産業用レーザー技術による高精度なカットを採用し、細部まで美しく仕上げたヨーロッパ製のメタルインテリア作品です。
デザインから製造まで、すべての工程を自社で一貫管理しています。
2点セット(ペア)でのお届けとなります。
ル・シャ・ノワール:モンマルトルに誕生した最初のボヘミアン・キャバレー
モンマルトルは、19世紀末の芸術と自由な精神の象徴として知られています。その中心にあったのがキャバレー「ル・シャ・ノワール」。芸術家や詩人、音楽家が集まり、当時のパリ社会を風刺し、新しい表現を模索する場所でした。
革命的なキャバレーの誕生
実業家であり芸術愛好家のロドルフ・サリスによって創設されたル・シャ・ノワールは、アーティストたちの自由な創作と交流の場となりました。名前の由来はサリスが飼っていた黒猫、そして神秘と挑発の象徴でもある猫にあります。
芸術と文学の革新拠点
人気の高まりとともに、キャバレーはより大きな場所に移転。中世的かつ演劇的な装飾の中で、サリス自身が司会を務め、訪れる客をユーモラスに迎えました。
ここで生まれた「影絵劇(シャドーシアター)」は、アンリ・リヴィエールによって開発され、後の映画技術の原型となりました。
風刺的な歌や詩の朗読、自由な議論が交わされるこの場所は、パリの前衛芸術運動の発信地となり、文学・美術・音楽の融合を実現しました。
文化遺産としての影響
サリスの死後、キャバレーは閉店しましたが、その精神はムーラン・ルージュやル・ラパン・アジルなどに受け継がれました。画家テオフィル・スタンランが描いた黒猫のポスターは、今もパリ芸術の象徴として世界中で愛されています。
ル・シャ・ノワールは単なるキャバレーではなく、芸術と自由の象徴としてモンマルトルの歴史に永遠に刻まれた存在です。
環境への配慮
使用されるスチールは再生素材を含む100%リサイクル可能な鋼板を使用しています。
塗装工程では、有害な溶剤を一切使用せず、環境に優しい顔料を静電気の力で付着させ、高温で焼き付けることで仕上げています。
梱包に使用する箱や紙類も、すべて再生可能な天然素材から作られています。
メタル製ブックエンド – EU製
