ノートルダム大聖堂の有名な彫刻にインスピレーションを得た、美しいブックエンドのセットです。レーザーカットによる金属製デザインで、アート、遺産、そして現代的デザインを融合させ、書斎やリビングを上品に演出します。
🎁 理想的なギフトアイテム —— 歴史、ゴシック建築、パリの芸術、またはフランス文化を愛する方への贈り物に最適です。このエレガントで象徴的なブックエンドは、どんなインテリアにも洗練された文化的アクセントを加えます。
ヨーロッパ連合内で製造され、上品なマットブラック仕上げが施されたこのノートルダムのブックエンドは、装飾的でありながら実用的です。世界的に有名な建築物へのオマージュとして、ヨーロッパの職人技を称えています。
パリ・ノートルダム大聖堂のキマイラ
ノートルダム大聖堂のキマイラは、建物の外装を飾る最も魅力的で象徴的な要素のひとつです。これらの幻想的な石像は、何世紀にもわたり訪れる人々の想像力をかき立ててきました。しかし、意外なことにこれらの彫刻は中世のものではなく、19世紀に建築家ウジェーヌ・ヴィオレ=ル=デュックによって行われた修復の際に新たに作られたものです。
歴史と創作の背景
ノートルダム大聖堂のキマイラは、12世紀から14世紀にかけて建設された当初の設計には存在していませんでした。1844年から1864年にかけて行われた修復作業の中で、ヴィオレ=ル=デュックがこれらの奇怪な生き物を追加することを決めました。彼は中世の写本や動物寓話集(ベスティアリウム)から着想を得て、動物と人間の特徴を融合させたハイブリッドな彫像をデザインしました。それは、ゴシック美学を再解釈し、建物に象徴性と神秘性を加える試みでした。
キマイラの象徴性
キマイラ(Chimères)は、ゴシック建築において象徴的な役割を担っていました。悪魔的または異教的な存在として表されるこれらの怪物的な生き物は、人間の魂を脅かす危険や、誘惑・罪への警告を意味していたとされています。建物の高い位置、特にバルコニーやコーニスに配置されることで、外界と聖域の両方を見守る「沈黙の守護者」としての役割を果たしていました。その不気味な外観と荘厳な内部空間との対比は、「善と悪のせめぎ合い」を象徴しているともいえます。
創作者:ウジェーヌ・ヴィオレ=ル=デュック
ウジェーヌ・ヴィオレ=ル=デュックは、フランス建築遺産の保存において中心的な役割を果たした先駆的な建築家です。彼が手がけたノートルダム大聖堂の修復は、彼の代表作のひとつとして知られています。その創作手法はしばしば「想像力に富みすぎている」と批判されましたが、キマイラを含む彼のデザインは、ノートルダムの象徴性を大きく高めました。これらの彫像は中世風ではあるものの、彼自身の豊かな創造力の産物であり、神話的で霊的な要素を現代に蘇らせた作品です。
有名な彫像:ストリュクス(Stryge)
ノートルダム大聖堂の多くのキマイラの中でも、最も有名なのがストリュクス(Stryge)です。彼女は「キマイラの回廊」に腰を下ろし、顎に手を当てながら物憂げにパリの街を見つめています。半人半魔の姿で、背中には蝙蝠のような翼をたたみ、街を見下ろすその表情は、怪物的でありながらどこか思索的です。名前の由来である「ストリュクス」は、ギリシャ神話やローマ神話に登場する夜の怪物で、吸血鬼や魔女と関連づけられてきました。この像は写真や挿絵などを通じて広く知られるようになり、ノートルダムを象徴する最も有名な存在のひとつとなりました。
永遠の象徴としてのキマイラ
ノートルダムのキマイラは、19世紀の創作でありながら、ゴシック建築の美学と完全に調和しています。それらは神話的な守護者であり、時を超えて大聖堂を見守る「沈黙の証人」です。再創造と神秘性というテーマを体現するこれらの彫刻は、ノートルダム大聖堂の永遠の象徴となっています。
金属製ブックエンド – 欧州連合製造。
